わたしの内側からは、
あきれるほどの綺麗事しかけっきょく出てこず
自分がいちばんあきれている
そうじゃない、なにか
もっと深みがあってもっと泥くさくて
もっとカンタンじゃなくてもっともっと複雑で
もっと痛ましくてもっと卑劣でもっと残酷で
そういうものをどれだけ求めどれだけ内に取り込もうとしてきたことか
本人的には、だいぶ決死の覚悟で
と、いうのにもかかわらず、わたしにはけっきょくこれしかのこらず
ざんねん極まりない
でも
年末の、
笑ってはいけない24時で
どうして松っちゃんと浜ちゃんが毎年一年の終わりに公共の電波でおケツをたたかれつづけるのか
それこそおケツの青かったわたしには
じつはぜんぜんわからなかった
けど、人々がそれを必要とする心のありようが、いまは曲がりなりにもすこしだけわかる
なんと、すごいお仕事!!
それがわかっただけでも、わたしの無謀なこころみも無駄ではなかった、のかも、ね
地球は、
いつだって
うつくしく 眩しい