与那国紀行2017
20日間、波照間にいたあと、旅の終わりに与那国に行っていた。
石垣で数日すごそうかと思っていたところに、ふいに友人が勧めてくれて「ユミックを与那国に繋ぐために私は与那国行ったのかも」とまで言うので、急きょ航空券を予約したのだった。
私はこういうときの行動だけはめちゃめちゃ早い。身体からも魂からも、なんのひっかかりもなくゴーサインが出ているときには、アタマであれやこれや考える余地はもはやなく、石垣で泊まる予定だった宿もキャンセルし、あらたに与那国の宿を予約して・・・と手とカラダが勝手にサクサク動きだすのだった(そういう意味では私のカラダというのはめちゃめちゃわかりやすい・・・)。
さて翌日、さっそく朝一の便で石垣から与那国に向かった。
結果、ほんとうによすぎて、ほとんど写真をとるのもわすれてウットリとすごしていた・・・
最果てにとくに興味はないので(なぜなら地球は丸いのだから)、果てだからとかなんだからとかではなく、いままでに行ったどこともちがう不思議な空気感。
島なのに、大陸の風が吹いている。
それは物理的に大陸に近い、とかそういうことではなくて、どちらかというと内モンゴルとかそのくらいの、もしくはマチュピチュを思わせる高山地帯の都市ような。
天空の城。
なんとなく、今の時点ではこの表現がしっくりきている。
波照間の珊瑚にたくさんたくさん洗われて、空っぽになったところに天空の風が身体のすみずみにまで行き渡っていった。そんな感じ。
身体のすみずみまでこの空気を吸い込んで、天空の風を今もここに運んでいる。
「天空を運ぶ。天空を纏う。天空へ繋ぐ。
それがアナタのしごと、命の使い道 」
天空の風に乗って、そんなメッセージもひらり舞い降りてきました、ヨ。
南の島々に、ありがとう。
ひとまず、ただいま。